老若男女に愛されている(国民的芸人)「笑福亭鶴瓶」さん。
しかし、いつから鶴瓶さんは(国民的芸人)と呼ばれるような存在になったのでしょうか?
そう聞かれても返答に困ってしまう人が多いのではないでしょうか。
とけるような細いタレ目、常に微笑みを浮かべているような口元、
M字ハゲ……。その顔はスケベそのものです。
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性格は顔に出るとよく言われますが、
まさに「笑福亭鶴瓶」さんがそれです。
この笑顔で見つめられると、
初めて会う人でも一瞬に虜にさせてしまうのです。
そんな鶴瓶さんはこれからの芸人に必要なのは、
「いかに遊ぶか」だと言っています。
遊びといっても「飲む打つ買う」の遊びではありません。
「人見知りしない。時間見知りしない。場所見知りしない。
そこに対していかに助平であるか。それが芸人にとってのフラになるんやから」
いかに助平であるか。貪欲に節操なく様々なものに向かっていけるか。
それは芸人だけではなく、誰にでも当てはまることだろう。
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落語界ではタブーなアフロヘア
若い方は「笑福亭鶴瓶」さんの若いころは知らないでしょう。
1972年の入門直後からラジオやテレビで活躍していました。
その出で立ちはアフロヘアーにオーバーオール!。
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この頃は関西では有名でしたね。
そんな「笑福亭鶴瓶」さんを全国放送で見かけるようなったのは、
1987年から2014年までレギュラー出演した「笑っていいとも!」。
それと「鶴瓶上岡パぺポTV」。
テレビで下半身を露出したことで謹慎処分になったこともありました。
そんな助平な「笑福亭鶴瓶」さん。
それが彼の芸人としての凄みであり、人生哲学であり、老若男女に愛される理由でもある。
鶴瓶さんのスゴさは一般には伝わりづらいですよね。
同世代の芸人さんはもとより、後輩芸人にまでイジられ、ツッコまれ、
タジタジになっている姿からは、“大物感”がまったありません。
だからなんとなく鶴瓶さんは“軽く”見られてしまう。
「けど、だから僕は長生きしてるんです」と彼は言う。
“ヨゴレ”仕事を嬉々として行う60歳。
だけど、鶴瓶さんのスゴさはその“芸”そのものではないような気がします。
分析すればするほど、そのスゴさの本質から離れていくのではないか。
分析できない程“超越”しているのではないか?
時にたどたどしい冗長なトークは、
今のテレビのフリートークからは時代遅れのようにも見えます。
好感度は高いが、お笑い芸人が目指すべき頂点とは別の場所にいる。
鶴瓶さんは日常のなんでもない出来事を寄り道しながら、
たどたどしく話し、最後にはオモシロエピソードに仕立てあげる。
それは「鶴瓶噺」としか言いようのない至芸である。
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現在、「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK)をはじめ、
「ザ!仰天ニュース」(日本テレビ)、
「きらきらアフロ」(テレビ東京)などのテレビ番組、
さらにラジオ、ドラマ、映画、落語と縦横無尽に活躍。
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「笑福亭鶴瓶」さんの仕事に対する姿勢に感銘
60歳を超えた現在の「笑福亭鶴瓶」さん。
ローカル番組を含めテレビのレギュラーは6本。
しかも、多くの番組で企画段階から携わっています。
『A-Studio』などのように自ら多くの時間と労力を課している番組も少なくありません。
それに加え、2本のラジオ番組も継続中。
そして自身の単独ライブといえる「鶴瓶噺」はもとより、
現在は落語に力を注ぎ、高座に上がり続けています。
2007年の『NHK紅白歌合戦』の司会を務めたり。
牛のコスプレで“授乳”に挑戦したり、
ローションまみれになって水着の女性たちにダイブしたり、
“ヨゴレ”仕事を嬉々として行う。
そのバイタリティの源はなにかとの問いに、
鶴瓶さんはこう答えている。
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