菅田将暉！映画『あゝ、荒野』で見せた肉体！ヤン・イクチュンの名演技！

故「寺山修司」が1966年に発表した長編小説『あゝ、荒野』が映画化されました。

2017年10月に前篇と後篇の2部作で公開されています。

監督は『二重生活』でデビューした「岸善幸」さん。

生前の寺山と親交が深かった写真家「森山大道」が手掛けた本作のイメージ画像は、

新宿の混沌した路地に佇む菅田とヤンの姿が強い印象を残しています。

主人公の2人をW主演で演じるのは、

「菅田将暉」と「ヤン・イクチュン」という日韓を代表する人気演技派俳優の2人。

裏社会でもがきながら生きる二人。

ボクサーとしてしぶとく熱く生きる2人の若者の絶望的な青春と奇妙な友情を描いています。

映画『あゝ、荒野』のあらすじは？

原作の時代設定は1966年。

それを近未来に置きかえた2021年の新宿が舞台です。

かつて、詐欺仲間であり兄貴分だった劉輝に暴行し半身不随の体にした男「裕二」。

その裕二への復讐を誓う少年院あがりの「新次」。

かたや、吃音と赤面対人恐怖症を抱えたティッシュ配りの内気な青年「健二」。

そんな2人が堀口という男に勧誘されるまま、同じボクシングジムの門をくぐります。

「新次」は復讐を成し遂げるためボクシングにのめり込み、

試合を重ねるごとに強いボクサーへと変貌。

やがて、対人恐怖症を克服するためボクシングに打ち込んでいた「健二」との間に、

不思議な友情が芽生えていくのです。

母に捨てられた少年院あがりの青年「新宿新次」を演じるのは、

今や映画やドラマで引っ張りだこの人気俳優「菅田将暉」さんです。

「菅田将暉」さんは1993年2月21日生まれ。

大阪府箕面市出身。

2009年『仮面ライダーW』において初出演ながら主人公を演じ切ります。

2013年には映画『共喰い』の主人公・篠垣遠馬役が高く評価され、

名実ともに若手実力派俳優の筆頭となりました。

その後の活躍ぶりは驚くばかりです。

2017年には本作の他、『キセキ –あの日のソビト–』や『帝一の國』『火花』など主演映画が目白押し。

テレビドラマでも、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に井伊虎松役で登場しています。

路上で床屋のティッシュ配りをしているところを、

堀口からボクシングジムに勧誘される、

「バリカン」こと「健二」を演じるのは、韓国の人気俳優「ヤン・イクチュン」さんです。

「ヤン・イクチュン」さんは1975年10月19日生まれ。

その名を一躍有名にしたのは、

主演のみならず監督・脚本・編集も手掛けた映画『息もできない』です。

暴力的な借金取り立て屋のチンピラと気丈な女子高校生の切な過ぎる恋愛を描き、世界中の映画祭を席巻しました。

「新次」と「健二」の人生に深く関わる本作のヒロイン「芳子」には、

オーディションによって「木下あかり」が大抜擢されました。

2人をボクシングジムに誘うトレーナーの「片目」こと「堀口」には「ユースケ・サンタマリア」。

新次の宿命のライバルとなるボクサーの「裕二」には「山田裕貴」。

新次を捨てた母親の京子には「木村多江」が扮しています。

その他は今野杏南・でんでん・モロ師岡・高橋和也ら個性的な実力派が脇役として出演。

松浦慎一郎はボクシングの指導を担当したほか、為末役で出演しています。

撮影は2016年8月初旬にクランクインし、

10月31日に予定通りクランクアップしました。

迫力のボクシングの試合では大量のエキストラを動員。

臨場感あふれるシーンが9日間に渡って撮影された模様です。

撮影場所は都内の新宿区はもちろん、

群馬県高崎市など近県でもロケが行われました。

そして前篇が2017年10月7日後篇が10月21日に公開。

「寺山修司」の原作であるばかりか、2部作という大作であること、

さらに「菅田将暉」さんと「ヤン・イクチュン」さんという異色の組み合わせにも、

大きな期待が寄せられています。

最後に

1960年代を中心に日本のアングラ文化を築いて

今日のサブ・カルチャーの先駆者とも評される「寺山修司」。

1983年に47歳の若さで死去するまで、詩人・劇作家・脚本家・映画監督・小説家など

いくつもの顔を使い分けながら、メディアの寵児として様々な話題を提供し続けました。

「あしたのジョー」の作詞もした「寺山修司」。

爺ちゃんは「あしたのジョー」と重ねて観てしまいました。

劇場版は関西では神戸・大阪と京都でしか観れません。

爺ちゃんはU-NEXT（ユーネクスト）で観てますが、

ただ今４話まで配信しています。

１１月までにに残りの２話も配信されますので、

忙しくて神戸・大阪や京都まで行けない人はU-NEXT（ユーネクスト）でどうぞ！

この映画『あゝ、荒野』のために10キロも体重を増やした「菅田将暉」さん。

プロ並みの練習をして挑んだ今回の映画。

皆さんも見逃さないでください。