今回岐阜県の田舎の納屋から製造わずか1200台という希少なフェラーリ・デイトナが発見されました。
最初1200台もあるのに何故2億円もするの?と爺ちゃんは思ったよ。
1200台は当時の発売数やから健在残っているのは果たして何台だろうね?
でも2億円って凄いよ。
気になったので調べてみました。
生産期間は1969~1973年。
デイトナ24時間レースのためにアルミボディーの車体を5台制作。
その中の1台が今回発見されたデイトナです。
しかもレース仕様の車を公道で走れるようにナンバーまで取得しています。
写真の1台のフロントにシールが確認できるから当時は走っていたんだろうね。
京都での目撃情報もあることから岐阜から京都観光にでも行ったのかな?
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「世界で1台の特別仕様」
このデイトナの詳細
製造1969年6月
シャシーナンバー12653(30番目の車体)
ボディナンバーは32(アルミ製ボディー)
走行距離36390キロ
ヘッドライトはプレクシグラス仕様(1931年ドイツのRohm and Haas社が開発したアクリル樹脂。ガラスの半分の重さで強度は17倍)
パワーウインドウつき(パワーウィンドウ=1930年代にアメリカで実用化。広まったのは1980年代)
ボディカラーはロッソ・キアロ(ロッソ=イタリア語で赤)(キアロ=イタリア語で明るい)
インテリアはネロレザー(ネロ=イタリア語で黒)
1969年(ボローニャにあるフェラーリのディーラーが販売)
1969年(エンツォ・フェラーリの友人でもあったLuciano Conti氏(オートスポーツ誌創業者)に転売)
1970年(ヴェローナ在住のGuido Maran氏へと売却)
一か月後(レヴェンナに住むCarlo Ferruzzi氏の元へ)
その後も何度かオーナーが変わり日本に輸入
1972年(カーグラフィック誌1月号のフェラーリ365GTB/4の特集に登場)
その後3名?オーナーが変り今回の発見に至る
コンディション(未レストアですべてオリジナル状態)
クラシックカーの場合は例え不動であってもレストアされていない(手が加えられていない)ほうが価格が高い
予想落札価格1億8000万~2億2000万(9月9日にオークション)
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最後に
20年程前にコレクター(自動車関係)が9000万で購入交渉したが失敗。
のち誰が最後のオーナーになったかは不明。
今回のフェラーリ・デイトナ365GTB/4についてはかなり詳細な記録が(途中まで)残っており、
しかしそれがなぜ途中で途切れたのかは全くの謎。
また、どういった経緯で納屋で眠りにつくことになったのか、
そしてなぜ発見されたのかも明らかではなく、
このあたりは非常に興味のあるところです。(所有者死亡からご家族の遺品整理の噂?)
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