昔よくおばあちゃんが「お盆すぎたら海に入るな」とよく言ってました。
若いころは何をばあちゃんは言っているのだと適当に聞いていました。
そんな事は昔からの迷信でしかないと普通の人は思うはずです。
おばあちゃんの言い分は。
お盆には先祖の霊が海から帰ってきて、海に戻っていくと言います。
その時道連れに足を引っ張られるらしい。
またそこで過去に溺れた人が成仏出来ずに足を引っ張るとも言います。
私は余り霊的なことは信じません。
でも趣味でサーフィンを始めて少しその意味が解ったような気がします。
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昔の迷信には意味がある
昔の人の迷信にはある程度警告の意味合いがあると言います。
霊が足を引っ張るのは多分「土用波」の事だと思う。
盆過ぎになると台風が発生して波も通常の3倍にもなります。
大潮と重なると大人でも浮き上がることは容易ではありません。
またカレント(離岸流)のスピードが速くなります。
サーファーが沖に流されるのはこのカレントに乗ってしまったからです。
海で溺れる人は大抵このカレントに乗って沖に流されることが多いんです。
私もサーフィンを始めてからカレントを知りました。
この波に乗ると楽に沖まで行けるので、
上手なサーファーは初めての場所では先にカレントの位置を確認します。
初心者の頃はそんなことも解らず、やみ雲にボードに乗ってパドリングしていました。
海で溺れる人は流されるとパニックになり、
岸へ戻ろうと必死で泳ぎます。
でもこれがかえって体力を消耗させて溺れるのです。
その時は慌てずに流れに対して真横に泳ぎます。
それでも少しずつ沖から離れますが、
流れから外れると思うほど早く岸へ戻れるのです。
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最後に
またお盆過ぎには潮の流れが変わり、
プランクトンも岸近くに発生します。
そのプランクトンを餌にするクラゲが多量に発生。
クラゲに刺されて足がしびれて溺れる事もあるようです。
昔の人はそんな危険を霊などに例えて子供たちに教えていたのでしょう。
おばあちゃんの言葉はバカにせずちゃんと聞きましょう。
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