今回は「鶴瓶の家族に乾杯」に出ていた画家「吉田友幸」さんをご紹介します。
琵琶湖に通じる川の風景や、そこに生息する植物などを、
油絵や日本画で幻想的かつ独創的に描く画家さんです。
東近江市小脇町(旧八日市市) にお住いの「吉田友幸」さん。
大津市の堅田で生まれ、唐崎で制作をされていた吉田さん。
現在お住まいのこの場所は、お父さんのご実家。
広いアトリエが欲しいと移られたのですが、
「琵琶湖が見えないんで調子が悪い」と感じているそうです。
広い田舎の一軒家のアトリエには、吉田さんの作品が溢れています。
その絵の中にちょっと変な絵が。
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人生を変えたへシコの絵
「吉田友幸」さんのお爺さんが描かれた油絵です。
「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介されていましたが。
お皿にのったへシコを描かれているのです。
番組では「菅田将暉」さんに、
「おかしな絵でしょ?」
「なんでへシコを描いたのか解りません」
「普通へシコなんて描かない」
嬉しそうにそうお話しされていました。
因みにへシコはこんな物です。
爺ちゃんも「滋賀県やからへシコじゃなくて鮒ずしやろ」と思わず突っ込みました。
「菅田将暉」さんは、
「お爺さんも絵を描いていたんですね」
「やはりお爺さんの影響で画家になられたのですか?」の問いに。
「吉田友幸」さんはお爺さんの影響は無いと言われました。
が、お爺さんの存在は大きかったはずです。
子供の頃から絵が好きで、上手いとよく誉められたそうです。
誉められるとその気になって、また絵を描き続ける毎日。
中学を卒業する頃には、画家になると決めていたそうです。
しかし、美術の学校に入学するわけでもなく普通の高校へ進みました。
そんな時新聞のコラムに載っていた建築家の「安藤忠雄」さんの
「35才までは180キロのトップスピードで生きろ」という記事を読み、
35才まで勉強すると決められ、その後1年間スペインへ武者修行。
帰国後「滋賀の風景を残したい、描きとめておきたい」と思い、本格的に画家になる決意をされました。
吉田さんのモチーフは、自分の身の周りのモノ。
生物・植物・風景を油絵で描かれます。
「菅田将暉」さんが、
「背景が何もなくで個性的ですね」の問いに。
「私の絵は足していくのでなく、引き算、引いていく絵だと思います」
「語らなくても、主張できる、鮮明感や躍動感のある絵を描いている」
と話されます。
木工好きの吉田さんは額も自分で作られ、その出来映えに額を誉められることもあるとか。
「額を造るみたいに楽しんで絵かかなあかんな、とお客様から言われた時は結構へこみました」と、
「画風やスタイルよりもいい絵を描くことが最終到達点。
単純に綺麗なものも大切だけど、素直に描くのが一番いいんです」
と吉田さんは語られます。
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最後に
「菅田将暉」さんが凄く気に入ってた梅の絵。
爺ちゃんも一枚欲しいな。
湖国の風景を描き続け、県内のみならず、
全国でも個展を開催してきた「吉田友幸」さん。
これからも滋賀県の美しい風景を描いてください。
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