ドラマ『陸王』原作小説は実話?「こばせ屋」のモデルは何処?

原作小説「池井戸潤」さんの『陸王』は2016年7月に集英社より発売された作品。

足袋作り百年の老舗が、会社の存続を賭けてランニングシューズの開発に挑む感動の企業再生ストーリー。

『陸王』のあらすじやモデルとなったと噂される会社についてご紹介していきます。

まず、『陸王』に登場する「こはぜ屋」

モデルとなった会社が存在しそうな印象を受けるのですが、

『陸王』は完全オリジナルストーリー、モデルとなる会社や企業は存在しないとのこと。

ネット上では埼玉県行田市にある足袋メーカー「きねや足袋」がモデル。

そういう「噂」も流れているようですが、

これは小説『陸王』執筆にあたり「池井戸潤」さんが取材に訪れたことが「噂」の元になっているみたいです。

また「きねや足袋」では実際にランニング足袋「無敵」という商品を発売していることもあり、噂が広がったようですね。

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今回のストーリー

「こはぜ屋」は、埼玉県行田市の中心地から南下した水城公園とさきたま古墳公園に挟まれた場所。

従業員数は、正社員とパートを合わせても27名の小所帯。

1913年の創業以来100年以上の歴史を誇る足袋製造を生業としてきた老舗。

しかし、昨今の世の中の流れにより足袋への需要はあっという間に底這い。

廃業は他人ごとではなくなってきていました。

行田というはそもそも足袋の町で、その生産量はかつて日本全体の8割を占めていた。

今ではもう「こはぜ屋」を含めた数軒しか生き残っていません。

従業員の平均年齢は57歳、しかも最高齢は75歳と極めて高く、

ミシンの古さ同様、現在のこの業界の状況が如実に表れていました。

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「宮沢 紘一」社長はある日、

シューズショップで奇妙な形をしたシューズを見つけます。

なんとつま先部分が5本指に分かれているものだったのです。

その靴はビブラム社の「ファイブフィンガーズ」という物なのだと知りました。

宮沢はこのシューズを足袋で再現できないかと思いつきます。

宮沢のアイデアを聞いた富島は、

かつてウチにもマラソン足袋というものがあったと教えてくれました。

さらに足袋でオリンピック(1912年のストックホルム大会)に出場した

金栗四三(かなくり しぞう)のことも詳しく知っていた富島。

その日から「こはぜ屋」はランニングシューズの開発を始めます。

でも開発資金など出す余裕は「こはぜ屋」にはありません。

銀行へ融資をお願いしたのですが、

そんな足袋屋が作ったシューズなど売れない。

それよりか今までの足袋を地道に作る方がいいと融資を断ってきた。

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そんな会社「こはぜ屋」の存続を掛けた物語です。

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最後に

この足袋型ランニングシューズは数年前から数社で発売しています。

何処のシューズが良いのかは履いてみないと判りませんが。

一つ参考でご紹介

岡本製甲株式会社が6月1日より発売している『ラフィート ジパング』が凄い。

シューズのつま先部分は二つに切れ目が入っています。

こうすることで親指と他の指に架かる力が分散され、

まさに足袋みたいな履き心地になるらしいのです。

これは、型も新鮮だな……。

でも、この二つ指にどんな効果があるの?

このシューズを履くと歩幅が伸びるという記録が出てるんだって。

指が分かれるとキック力が上がり、

歩が進んでも重心の位置がズレないらしい。

走っても、頭の位置が上下しない。

要するに効率の良い走りができ、疲れにくくなるというわけだ。

ランニング専門誌で企画されたランニングシューズの試履き大会において、

64足中『ラフィート ジパング』7を獲得している。

あと、あるトレイルラン(山走り)の大会で優勝したランナーが、

このシューズを履いて参加していたというのだ。

それも大会当日、岡本製甲株式会社が出したブースに訪れ「これ、いいな」と購入したランナーが、

そのまま『ラフィート ジパング』を履いて出場し、優勝してしまった。

外反母趾のサポーターとしての効果もあることからこのシューズが「整骨院」で勧められているようです。

重さも170グラムと軽量化に成功した『ラフィート ジパング』は、

靴販売店やインターネットなど様々な場所で購入できます。

西武百貨店小田急百貨店等の靴専門売り場で購入することができるという。

価格は13,000円(税別)

爺ちゃんもこの日本発の足袋シューズ。ちょっと、試してみようかな?

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