「もっと猟奇的な彼女」は前作を超える事は出来なかった!

2015年製作の「もっと猟奇的な彼女」は前作を超える事は出来なかった!

そう思うのは私だけでしょうか?

前作「猟奇的な彼女」が世界的大ヒットを記録したので続編を作ろう!

これ中々難しいと思うんですよ。

まして、前作の脚本兼監督のキャスティングでなく別の監督が就任。

映画は脚本で8割決まると言っても過言ではありません。

続編を作るのだったら同じ監督でなければいけなかった。

前作のプレッシャーで力が入り過ぎて空回りしたのか、

前作を超える程の何かが特に見受けられなかった。

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「もっと猟奇的な彼女」のあらすじ

命の恋人だと信じていた「彼女」とようやく再会を果たした「キョヌ」

ところが「彼女」は、世俗を捨てて僧侶になる道を選んでしまいます。

それから数年後。

無職で恋人もいない「キョヌ」「彼女」のことが忘れられずに失意の日々を過ごしていました。

ある日のこと、入院中の母親を見舞った病院で、見覚えのある女性と出会います。

それは「キョヌ」が小学生の頃、中国から一時的に転校してきた「彼女」でした。

「彼女」は「キョヌ」の初恋の人だったのです。

天使のような微笑みとは裏腹に、またもや始まる「キョヌ」の女難。

元カノ以上に破天荒な性格に翻弄されながらも、懐かしい感覚がよみがえってくる。

映画の中盤以降、主人公「キョヌ」は大手企業の社員となり奮闘します。

その後子供達も生まれて幸せいっぱいの生活を送る「キョヌ」「彼女」

そこへ映画の最後に「キョヌ」の携帯が鳴ります。

それは「山から戻ってきたわ」と言う前の「彼女」からでした。

「もっと猟奇的な彼女」の感想

韓国ラブコメ映画の金字塔「猟奇的な彼女」の15年ぶりの続編。

これは前作に思い入れがあるかないかで評価が変わりそうですね。

なんせ冒頭から前作の「彼女」が尼さんになって「キョヌ」と別れるんですから。

前作の完全否定から始まるって感じです。

もうこの時点では続編というよりは、新たなスタートとしてのリセットを意味しています。

「猟奇的な彼女」の続編ではなく、新しい映画として観れば平均以上。

それなりに面白いと思いますが「もっと猟奇的な彼女」より別の題名にするべきでした。

続編と謳う(うたう)とどうしても前作と比較されてしまいます。

前作が強烈な印象を残してるから評価が伸びない〜。

また「キョヌ」役も違う俳優にするべきでした。

でもヒロイン「ビクトリア」のチアガール姿はセクシーですね。

「もっと猟奇的な彼女」と言う触れ込みでしたが、ハッキリ言って猟奇度は断然低かったです。

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最後に

「もっと猟奇的な彼女」「キョヌ」「彼女」の尻に敷かれつつも、

男として少し成長していく姿がおかしくもどこか微笑ましい。

そんな「キョヌ」を変わらずに支え続ける「彼女」の本当の想いにも思わずホロッとさせられます。

展開はかなりご都合主義的で出来過ぎ感がありますが、これは前作も同様ですからね。

私の結論ですが。

本作は続編にする必要性がなく、逆にそれをやってしまったせいで作品としての価値を貶めてしまっている印象。

本作が独立した別の作品として考えるなら悪くないだけに、

続編という冠をつけたばかりに評価自体を落としたのは非常に残念だったと思います。

また日本人の「藤井美菜」が美味しい役でちゃっかり韓国映画に出ているのはビックリでした。

最後に・・・映画の終わりに元「彼女」から電話があったのですが。

まさか続編の続編を作るつもりではないでしょうね?

せっかく「猟奇的な彼女」という名作を出したのですからそれだけはやめて欲しいです。

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