発売から46年経つのにいまだに人気のZ1!
Z1やZ2が何故今でもバイク乗りに人気なのか?
それは斬新なスタイルとDOHCエンジン4本マフラーに尽きるのではないかな。
Kawasaki の全身だった明発(メイハツ)はそれまで125ccの小型車しか造っていませんでした。
大型バイクのノウハウをもってなかったKawasakiは1963年に目黒製作所を吸収します。
カワサキ500メグロK2はWシリーズの土台なのは皆さんご存知でしょう。
その後W1・W3でKawasaki の名を不動のものにします。
1969年には2サイクル3気筒の500ccマッハⅢを発売。
1972年には排気量 250cc(S1)、350cc(S2、後に400cc のS3)、750cc (H2) の3車種を追加。
この500ccマッハⅢはアクセルを全開すると前輪が軽々と浮き、白煙とオイルをまき散らしていたのを思い出します。
白いTシャツなど着てた時には背中がオイルで直ぐ汚れてました。
そしてこの1972年にはZ1を輸出発売します。
Z1はもともと750で設計されていたのですが、
1969年にHONDAのCB750K0に先を越されてしまいます。
そしてkawasakiは同じ排気量で出せないと急遽900ccに設計変更しました。
しかし発売前に750ccでの国内事故が多発した事で日本での販売を自主規制。
kawasakiはZ1を国内ではなくアメリカで販売することにします。
そのZ1はアメリカで爆発的な人気を得、kawasakiの名を知らしめる事となるのです。
アメリカでの成功で日本での販売を試みるも、その頃国内では排気規制がされ750ccまでしか販売出来なくなってました。
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国内でZ1を販売出来なと分かり、新たに750ccのZ2を開発!
このZ2は単にボアダウンするのではなく、エンジンを新たに再設計。
ボアとストローク両方を変更し、キャブや減速比などZ2独特の味付けがなされました。
Z2はZ1よりショートストロークなのでエンジンは高回転。
見る人がみたらZ1とZ2は全然違うし音も違います。
エンジンも72年73年のZ1はエンジンが黒塗りでその後はシルバー。
Z2は初期からすべて黒色です。
近年はZ1後期型もわざとエンジンを黒塗りしている人が多いですね。
下記にそれぞれのフレームNoを記載しますが私調べですので間違いがあるかも?
Z1とZ2のフレームナンバー
Z1 (1972-73) Z1F-000001~020000
フレームNo000100位まではエンジンNoと一緒で同じ番号です。
その後少しずつナンバーがずれていきます。
Z1A タイガー Z1F-020001~047499
Z1B 玉虫 Z1F-047500~085700
Z2 (1973 ) Z2F00026~Z2F-03834
Z2の第一号車はフレームNo00026ですがエンジン番号の記載はなくて車検証はZ2Eのみです。
火の玉タンクはフレームNo00026から03687番までです。
エンジンNo01758からカムスプロケットに水平マークが入るので、これのないものは超初期型。
超初期型の中でもφ28キャブ装着のZ2もあったみたいです。
1973年の5月まで販売されたエンジンNo01086までは1枚ガスケットです。
Z2A タイガー Z2F3835~Z2F09884
Z2B (1975) Z2F09885~Z2F15999
Z2A/Z2Bは充電系のアース線が追加され、レギュレーターが国産製2118→2122と変更。
またキャブのカッタウェイが2.5→1.5へ変更しマイルド化されています。
何処までがZ1やZ2なのか?
これは私の考えなので先にお断わりしておきます。
Z1はZ1BまでがZ1、Z2もZ2BまでがZ2だと思います。
しかしZ2Bの後期にはA4のフレーム(シート閉開がレバー式)のZ2があるのも事実です。
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最後に
Z1/Z2は,フレームNoとエンジンNoの相関によって価格が変わります。
若い番号程高額で取引されています。
でもフレームが若くてもエンジンを載せ替えていると値段は下がってしまいます。
フレームNoよりエンジンNoが先だったり、後だったりのZ2も知ってます。
これらが本当に乗せ換え無しなのかどうか正直私には判りません。
それらを考えると、+-100~200の誤差は普通にあったのかもしれないと思われます。
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