2017年に流行った詐欺メールがついに私のところに来た~!
Microsoft 社の Office ライセンス認証を騙った詐欺メールです。
2017年2月頃から、Microsoft社を騙った「詐欺メール」。
日本国内でとても多く報告されている「プロダクトキーのライセンス認証」云々といったメールです。
先ずは実際に送信されているメールの文面を見てみましょう。
オフィスソフトのプロダクトキー | 不審の動きがあります | マイクロソフトセキュリティチームの調べによれば、あなたのオフィスソフトのプロダクトキーが何者かにコピーされている不審の動きがあります。サインイン情報:Windowsシステム: Windows 7 Ultimate IP:220.31.254.151(静岡) 日時:2018/3/20 (GMT)👆去年までの文面になかった追加された箇所お客様がこれを実行した場合は、このメールを無視しても問題ありません。お客様がこれを実行した覚えがない場合、悪意のあるユーザーがお客様のプロダクトキーを使っている可能性があります。こちらからはあなたの操作なのかどうか判定できないため、検証作業をするようお願いします。 |
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去年までの文面に静岡と具体的な地名まで記載して真実味をアピールしています。
結論を申しますと、これは詐欺メールなんですが。
パソコン初心者などは焦ってしまって騙されるのでしょう。
でも私のパソコンは自作ですし、
第一Microsoft 社の Officeを使ってないんですよ。
このメールを見て思わず笑ってしまった。(^^
そして興味深々で詐欺サイトにアクセスしてみました。
アクセスするとMicrosoft 社のサイトそっくりのページが表示!
「今すぐ認証」をクリックすると、Microsoft 社アカウントのIDとパスの入力画面に移行します。
テキトーな文字を入力するとサインインできちゃいました。
この辺をもうちょっと精巧・巧妙に作ったらもっと良かったのにね。残念!(爆笑)
次にお客様情報。
個人情報やカード番号の入力を求められます。
全部入力して、OKをクリックすると修復が始まります。
数秒後、修復が完了しましたで終了します。
ちなみに、サイト自体にはウイルスは確認されません。
ウイルス感染目的に送られてくるのではないのです。
では何が目的で送信されているのか?
この詐欺メールの目的はクレジットカード番号の抜き取りです。
実際、ログインするとカード番号や有効期限、セキュリティコードの入力を求められますから、
万が一入力してしまうとカードを悪用される恐れがあります。
アカウントの乗っ取り
Microsoft社のアカウント情報を入力してログインしますから、IDとパスワードが相手に渡ります。
それによって、あなたのMicrosoft社のアカウントが乗っ取られます。
また、メールやIDやパスワードを盗まれていますので、様々なWEBサービスに及ぶ恐れもあります。
既に騙されてしまった場合の対処方法
万が一、既に個人情報を入力してしまったという人がいた場合は、
すぐに入力したクレジットカードを停止し、
同じIDとパスワードを使いまわしている他のWEBサービスも全てパスワード変更を行ってください。
マイクロソフト社の公式Twitterアカウント(本物)でも、このような注意喚起がなされています。
マイクロソフトサポート @MSHelpsJP フォローする 『ご注意!!OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています。』という件名のメールが届くとお問合せをいただいております。 こちらは弊社から送信しているメールではございません。該当のメールは開かず、削除いただくようお願いいたします。 |
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最後に
オレオレ詐欺も一緒ですが、
犯人は次々と手を変えて騙そうと必死です。
ネットで何でも買える便利な世の中になればなるほど後を絶たないメール詐欺。
皆さんもこんなメールがきたら、まずコーヒーなどを飲んで落ち着きましょう。
犯人はこの「どうしよう」と動揺したあなたの心の隙に付け込みます。
そして自分で判断できないときはお友達や家族に相談してください。
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